ニキビは毛穴が詰まって、中で炎症が起きている状態。
年齢・性別を問わず、多くの人が体験する肌トラブルですが、炎症が広がったり、慢性化や重症化することもあり、正しいケアが必要です。
かつてニキビは10代の肌トラブルの代表格でしたが、近年では20代〜40代など年代を問わずできるケースも急増。若者の「思春期ニキビ」と区別して「大人ニキビ」と呼ばれます。
ニキビは毛穴が詰まって、中で炎症が起きている状態。
年齢・性別を問わず、多くの人が体験する肌トラブルですが、炎症が広がったり、慢性化や重症化することもあり、正しいケアが必要です。
かつてニキビは10代の肌トラブルの代表格でしたが、近年では20代〜40代など年代を問わずできるケースも急増。若者の「思春期ニキビ」と区別して「大人ニキビ」と呼ばれます。
「ニキビ」の正式名称は尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)という病名です。
正常な毛穴は皮脂の通り道があるため肌表面に皮脂が排出され、皮脂膜となって肌を守っています。
しかし毛穴を塞ぐように角質が溜まると、本来出て行くはずの皮脂が毛穴の中に詰まり、ニキビ菌が過剰繁殖しニキビとなります。
ニキビ菌は本来誰もがもっている常在菌で、皮膚表面の毛穴が開いている時は繁殖しずらくなっています。ニキビの状態は4段階に分かれます。
【第一段階:白ニキビ、黒ニキビ】
白ニキビは毛穴を塞ぐように角質が溜まり、毛穴の中に皮脂が詰まってニキビ菌が増殖。肌表面にプツプツと現れた初期段階。
黒ニキビは白ニキビに産毛や汚れが混ざったり、皮脂が酸化した状態。白どちらも毛穴の中で炎症は起きていないので、痛み感じずらい。
【第二段階:赤ニキビ、黄ニキビ】
毛穴の中で炎症が起き、赤く腫れあがった状態で痛みを伴う。
体の免疫反応で毛穴の中やまわりに白血球が集まり、ニキビ菌と戦っている状態で無理に潰したりすると炎症が広がる。深いニキビ痕になり場合もあるので注意が必要。
黄ニキビ(膿ニキビ)はニキビ菌と戦った白血球の残骸が黄色く変化し、膿のようになった状態。
【第三段階:ニキビ痕(クレーター)】
炎症の強い黄ニキビは毛穴の壁を崩壊し、肌内部である真皮まで凹んだクレーター状の痕を残す。
思春期ニキビの原因は皮脂分泌が多く、脂っぽい肌状態にあります。できやすい場所も皮脂の多くでるTゾーン・鼻まわりが特徴です。
対して大人ニキビの原因は不規則な食生活やストレスにより、肌細胞の入れ替わり(ターンオーバー)が乱れ、肌表面の角質が厚くなり、乾燥しがちなことにあります。Uゾーン、首、デコルテなどお顔の下部にできやすいのが特徴です。
一番にお伝えしたいことは「殺菌力を取り戻すために洗いすぎないで」ということです。ニキビというと皆さん「常に清潔に」と、洗うことを重視されますが、主な原因は「洗いすぎ」にあると当店では考えます。
肌は本来バリア機能があり、ニキビの原因となるアクネ菌と戦う力をもっています。ですが、洗いすぎることでバリア機能の力が下がってしまっているため、炎症・慢性化してしてしまったというご相談をよくいただきます。
この洗いすぎというのはクレンジング・洗顔の頻度だけではなく、使っている化粧品の成分に原因があります。一般的な化粧品は水と油と、その2つを混ぜるために使う「乳化剤」等の添加物の3つで構成されており、これがとても強い洗浄力をもちます。
身近な食品で例えるとベトベトの食品油をマヨネーズのように使いやすく滑らかな状態にさせているようなお薬(石油系界面活性剤)です。
①高い洗浄性 | 必要な皮脂まで分解し、バリアゾーンを破壊する |
②高い浸透性 | 肌内部の水分を蒸発させ、水分保持力を弱くする |
③高い残留性 | 水分解に時間がかかる。継続使用でトラブルを招き、肌自らの保護作用を低下させる |
当店では上記のようなスキンケアの見直しを行い、あなたの肌が本来持っているバリア機能を回復させるプランを組み立てます。
ニキビでご相談にいらっしゃる方からは「何件もクリニックに行ったものの、事務的な対応で途中で諦めてしまった・・」というお話をよく伺います。(もちろん愛ある対応のクリニックも沢山ありますが・・)
私たちTHE SALONは最後までしっかり伴走します。悩み続ける前に、ニキビのない素肌を諦める前に、ぜひご相談ください。